ボードゲームの一大カムバック

エンターテインメント業界の専門家による最近の統計や報告によると、昔ながらのボードゲームが世界中で人気を集めているとのこと。1990年代に子ども時代を過ごした人は、チェッカーやチェス、モノポリー、クリュー、リスクなど、ボードゲームで近所の人や学校の友達と盛り上がったことがあるでしょう。一方2020年にこの傾向が見られることについて、合理的な説明ができるとすれば、次の2つではないでしょうか。

理由① 多くの若者がネット上の娯楽に飽きてしまい、これまであったけれども目を向け ていなかった従来的な遊びを体験したくなったこと。理由② 家族が一緒に過ごす時間が増え、夜みんなで集まる時間を楽しく過ごすためにボードゲームが使われている。さて、ここでは今市場で最注目のボードゲームを紹介していきましょう。早速ご覧ください!

ブロックス

ブロックスは7歳以上なら誰でも遊べる4人用ゲーム。ルールは3、4歳の子供でも理解できるので、実際はもっと幅広い年齢層の人が楽しめます。ゲームは碁盤のようなホワイトボードを使って行われ、1ゲームの時間は30分ほど。プレイヤーは1人ずつプラスチック製のピース(テトリスブロックに似ている)を盤面に置いていきますが、置き方には2つのルールがあります。そのルールとは:

  • 最初のブロックを角に置く。
  • 必ずブロックの頂点どうしを合わせてブロックを置く。

そうして最初に自分のピースを全て置けた人の勝ちとなります。最初こそ簡単に見えるかもしれませんが、ゲームが進んでいきボード上のピースの数が増えてくると、かなり難易度は上がります。このゲームは幾何学的図形の配置を頭の中で思い浮かべる訓練になり、子どもの空間認識力を向上させます。

ジェンガ

ジェンガも古典的なゲームのひとつ。簡単なのにハラハラドキドキする、家族全員で楽しめるゲームです。まず全員で木のタワーを作り、その後は塔を崩さないよう1人ずつピースを取り除いていきます。ピースは木製で、全て同じ寸法です。最大の特徴は少人数でも遊べること、さらにゲーム中他のことに注意を向けられることです。そのため、みんなで集まったりパーティーをしたりする際にピッタリ。

バトルシップ

バトルシップは運が全てのゲーム。相手の船の位置を推測して、できるだけ多く沈めるのが目的です。専門家によれば、子どもたちに忍耐力や戦術の何たるかを教えるのに最適だといいます。何より、子供も大人も同じだけ勝てるチャンスがある点が魅力です。テクニックや経験は関係ありません。ただ、2人でしか遊べないのが難点です。